契約の解除条件を考えるフレームワーク
部下から契約の解除条件について、相談というか判断を受けました。うまくフィードバックできずにいい着地点に至りませんでした。なので、そもそもどう考えるべきかのフレームワークを整理しました。
まず、考慮すべきシチュエーションは、以下の通り。
- 立ち上げ時にいまいちだった場合に、共に改善して行きたいのであれば、逃げる誘惑にかられないようにする。速やかに打ち切りたいのであれば、そうできるように基準を明確にする。
- 立ち上げコストのリクープを考慮する。
- 事業の方針変更の可能性とそこへの制約をどこまで抑えるか。
- 解散コスト、および解散後の体制の構築コストの考慮。
そして、双方の立場で考えてみる。
- 甲はメリットあるが乙はメリットなく解除したい場合
- 逆の場合
- 甲乙両方ともメリットがなく解除したい場合
結論
基本的には契約はイーブンな関係でなくてはいけない。一方的に有利ではなく。ただ、イーブンにも幅はあるので、イーブンの中から自分たち寄ったところから交渉をはじめる。もちろんその中でどんなに交渉して妥協しても、イーブンの範囲を越えてはならない。ノーディールの勇気を持つ。