やまだもとやすのブログ

チャリ走社長@スパイシーソフト→山田元康→HTML5スタートアップ社長@Liberapp

コミュニケーション

# チームの中で大事なコミュニケーションとは?

 

仕事にはコミュニケーションが大事。みんながわかっていることです。ただ、何でもかんでも話せばいいものではないと考えています。成果を出すために必要なコミュニケーション。特に成果に影響しない無用なコミュニケーションがあると考えています。

 

会社中でもっともっと必要なコミュニケーションは以下の3つ。こんなコミュニケーションが増えれば、より成果が出ると考えています。

 

1. 相手の認識や意図を正確に理解するために、5W2Hを明確にする質問。

 

質問のふりした要求とか承認は事故の原因。ピンボケした質問は会議の時間の無駄。

 

2. 価値を生み出すために、成果物や行動を相手に要求する。具体的に簡潔に要求レベルも明確に。

 

3. お客さまが求められていることを明確にするための、叩きあいやアイデア出しなどの壁うち。

 

# 会社に蔓延するけど、本来は意味がない無用なコミュニケーション

 

下記のようなコミュニケーションが増えると、確実にダメなチームになります。

 

## 形式的な承認 「〜やってもいいですか?」「〜確認してください」

 

もちろん会社である以上、長期にわたり責務が発生したり、お金のやりとりが発生する場合は、最低限の手続きは必要です。

 

でも、これはコミュニケーションではなくて、あくまでも手続き。

 

「これでいいですか?」と聞いても聞かなくても、産み出される成果は何も変わらない。無駄なコミュニケーションです。

 

それよりも、早い段階でどんどん、顧客視点で徹底的にダメ出しをした方がいい。

 

実行直前に形式的に承認を得るのは、単なる責任逃れではないでしょうか。うまくいかなかった時のリスクヘッジの意味しかありません。これはコミュニケーションではありません。単なる手続き。

 

特にうちのような会社は、挑戦して失敗することが大事。挑戦せずに失敗の責任回避をあらかじめ手を打つなんて、なにも生み出しません。

 

## 部外者に答えを求める

相手の話がわからない時に、相手に聞くのではなくて、状況を知らない部外者に聞いて、わかったつもりになる。

 

質問者がわかっていないまま、どんなエキスパートに答えを求めて質問しても、最初の質問が間違っていれば、エキスパートからの回答も間違ってしまいます。

 

質問するなら、部外者ではなくて、一番の当事者にぶつけるのが一番。

 

## 伝書鳩

人と人のあいだにただ入って、転送するだけ。ただ転送してくれるならまだいい。たいがい話したことの一部だけとか、間違った内容で転送される。ITの世界なら、CC入れたりグループチャットで事足りる。機械ならリアルタイムに全てが転送される。まだ、機械の方がいいです。

 

どうせ間に入るなら、それぞれの立場や力量踏まえて、補足したり噛み砕いたりしてくれるなら価値があるのですが。

 

# 大事なこと

 

会社はお客さまに価値を提供して、売上を作り利益を生み出すためのチーム。結果につながる身のあることに集中することが大事。

 

会社の仲間は、友だちであるべきではないと思います。躊躇せず必要なコミュニケーションをするには、相互の信頼は大事だと思っています。ですが、友だち的な仲の良さは、必要なコミュニケーションの妨げにもなります。

 

それ以上に、挑戦心のない、情報の隠蔽や、形式的な承認・確認と取り合いが、横行するチームは、ヤバイと思っています。

 

# 番外編

その他のコミュニケーションとしては、雑談が大事なような気もします。

 

仕事と中に気づいたことや思ったことを、普段から雑談しておくことが、いざ会議を始めた時に生きてきます。

 

なので、仕事中にいつもヘッドフォンやイヤフォンしてるのは、マネージメントする人やディレクターは、避けた方がいいかもです。

 

とはいえ、おしゃべりしながら手を動かせない人や、おしゃべりしながらできない仕事もあるので、一律決められるものではないとも思っています。