やまだもとやすのブログ

チャリ走社長@スパイシーソフト→山田元康→HTML5スタートアップ社長@Liberapp

仕事の見える化

先週から毎日の仕事を数値で見える化してます。時間・重要度・緊急度・進捗を入力して、適当な計算式で評価ポイントを算出。一日の評価ポイントの合計を出して、今日は進んだなーとか、進まなかったなーと言いうのを見ています。

見える化といっても、完璧なログを取っているわけではなく、ある程度雑な感じでとっています。完璧にやろうとすると続けられなくなるので!

見える化をやってよかったのは、重要な仕事へ時間を使うことが多くなったことです。

どうしても、周りから投げられる重要度は高くないが、緊急度が高い案件に振り回されて、一日があっという間に終わることが多かったのが、かなり改善されたと感じています。

新しいプロジェクト頑張るぞ!

会議の質をあげる

チームに必要なコミュニケーション

今日、週次のマネージャー会議をしましたが、まだまだ生産性に課題があります。

以前禅太郎さんに「すごい会議」をコーチングしてもらったことがあります。

時間がかかって中身のない会議と、短い時間で意味がある会議の違いは、明確化のための質問・リクエスト・代替案の提示の三つのコミュニケーションに絞られているか、それともそれ以外の曖昧なコミュニケーションにあふれているかにかかっているようです。

参考資料: http://zakkicho.g.hatena.ne.jp/task/19/42

個人的には、普段の会議であれば、それに一つ追加&優先順位をつけて四つのコミュニケーションが必要だと思っています。

  1. 問題の浮き彫り化
  2. リソースかアクションのリクエス
  3. 目標を達成するための代替案の提案
  4. 5W2Hを明確化するための質問

問題の浮き彫り化

予算と実績、方針と実情、認識と現実、戦略と現場、ルールと実際などの理想と現実の乖離を、見て見ぬ振りをせずに、気がついた人が、気がついた時に、速やかに言うことが大事だと思っています。

ダメなことをダメと指摘しない。ダメなことを指摘されると空気が悪くなるチームは絶対にうまくいかない。

リソースかアクションのリクエス

相手に空気を読ませて、もしくは今どき風に言うと忖度させるのは最悪。ヒト(時間)・モノ・カネのリソースを相手に要求するか、相手に何をしてもらいたいか明確なリクエストをすることが大事だと思っています。

目標を達成するための代替案の提案

会議で時間を取る以上、目標の達成につながる、問題解決につながるアイデアの出しあいが大事です。

また、アイデアも漠然としたコンセプトや夢ではなくて、前に書いた現実的なリクエストである必要があると思います。

他人のリクエストに対しては、ジャッジ、意見や否定することではなくて、対案を出すことが大事です。

5W2Hを明確化するための質問

質問の形した持論の語りや、空気読みの強制は、チームの中の誤解が生まれたり、なんの解決策が明確に至らないまま会議のやった感で終わったりします。

質問する際は、誰か、何か、なぜか、いつまでか、どこか、いくらか、どのようにかを、具体的に明確にすることが重要だと思っています。

Mobike体験まとめ

アリババ直営のキャッシュレス盒馬鮮生に訪問しました。

その時にモール前に設置されているMobikeを体験しました。

こんな感じで街中のいたるところに大量に置いてあります。好きに乗って好きの降りれるから、ラストワンマイルの交通機関になり得るのですね。

また、Alipay、DiDiは、日本の銀行口座やクレジットとでは、簡単に登録できませんでしたが、Mobikeは外国人でも簡単に登録できて利用開始できました。

Mobikeは後発らしいのですが、後発から追い上げたMobikeはメンテナンス性にこだわりがあるようです。

スポークが壊れやすいのでプラスチック製。 f:id:motoyasu-yamada:20171127132506j:plain

タイヤはチューブではなく多数のパンチ穴で衝撃を和らげている。 f:id:motoyasu-yamada:20171127132501j:plain

太陽電池GPSトラッカーなどに給電。 f:id:motoyasu-yamada:20171127132503j:plain

最新版は、チェーンすら廃止されるとのこと。 f:id:motoyasu-yamada:20171127132506j:plain

今は山のようにあるシェアバイクも最初は広い大学のキャンパス内で事業が開始されたとのことなので、日本でも東大や早稲田などからスタートするのも可能かもしれません。

先行者利益に頼らない真の攻め方

この記事「ゼロから始めた後発の自転車オウンドメディアが業界最大級に成長した秘訣は? ”ロードマップ”全容公開」が面白かったので、気づきまとめ。

僕らがガラケーではじめたころは、先行者有利という考え方がありました。もちろんいまでもそうでしょうが、こちらのFRAMEさんのように後発でも丁寧なオペレーションで、先行企業を抜き去るケースがあります。

気づき1

SEOはストック情報、SNSや直接訪問はフロー情報が中心。競合の強さがフローかストックか把握して、自分たちが勝てるところをまず選ぶ。もしSEOならストック情報を狙う。

気づき2

季節要因などがあることので、そこを見極めることと、次にそこを乗り越えることを両立する。

まず季節要因を見ていくには、予算対比だけではなくて、前週対比、前月対比、前年対比を意識したい。

次に、どんな環境要因があれども、それは伸ばさない理由にはならない。環境要因を把握しつつ、そこを乗り越える方法を、諦めずに探し続ける。

3

長期的な視点で考えるなら、SNS、検索、ダイレクトも、まだまだ真のストックとは言えない。会員化、ファン化まで、突き詰めないと、長期的に成長し継続するビジネスにはならない。

部下のモチベーションに気を使いすぎない

部下のモチベーションに気を使いすぎない

ある三ヶ月間限定のプロジェクトで、いくつかコンフリクトする要素のうち、どこに力をいれるべきなのかを、最初の強く伝えられていなかったと反省しています。

すごく頑張ってくれていい仕事をしてくれていたスタッフがいました。スタッフがやる気を持って力を入れてくれていた要素より、別な力を入れたい要素を優先してもらう必要がありました。が、スタッフのやる気を下げてしまうという心の弱さから、強く伝えきれていませんでした。

どうしても部下のモチベーションに変に気を使いすぎる所があります。

プロジェクトの前半には、みんながやる気に満ち溢れていて、いろいろな意見が上がってくる。とはいえ、スタートしたばかりで、背景や方針の理解不足もあり、その意見はピンキリだったりする。

そんな時に気を使い意見を吸い上げたり、違和感をスルーしてしまうことがある。そのまま進めると、どこかで、違和感がマックスになり、問題が顕在化した時には、後戻りができないやり直しが大変なタイミングになってしまう。

経営者としても、プロジェクトマネージャーとしても、火種を早めに嗅ぎつけて、早めに手を打っていかないといけないです。

仕事は、結果がすべて。リーダーもメンバーも結果を出すために集まっている。快適さややる気というのは、結果を出すための手段でしかない。快適さややる気が先行して、結果を出す障害にならないようにします。

ポリシーやノウハウに固執しすぎない

事業の過去の敗因を分析すると、リソースが足りなくてタイミングを逸したような必然的な失敗とは別に、過去の成功体験が足を引っ張ったことがいくつかありました。

 

長い間仕事をしていると、こういう会社にしたい、こういう社長でありたい、こういうビジネスマンでありたいという、ポリシーが積み上がってきます。

 

また、こういう時はこういう風にするとか、こういう時はこういうことはしないとか、ノウハウがたまっていきます。

 

ポリシーというか自分らしさは大事だし、ノウハウがあってこその成功だと思います。

 

でも定期的に棚卸しが必要ではないかと思っています。

 

本来は、事業を成功させたいという強いコミットメント以外のこだわりなんて不要。

 

また、条件が変わればノウハウも通用しなくなる。本来は、ノウハウに到達するための、考え方や取り組み方が大事なのだと思っています。

 

経験があることは悪くないことですが、僕らぐらいの年になると、初心に戻ること。手癖せで仕事せずにゼロベースで考えることも、意識していきたいです。

 

 

 

脱しっぺ返し戦略

基本的な自分のポリシーは、新しい市場で事業をやるときは、競合企業とはプロダクトやマーケティングを競う。競合との殴り合いの競争をしない。

お互いに潰し合うのではなく、共に成長して市場を広げていきたい。

とはいえ、共に成長しようというスタンスではなくて、殴り合いを仕掛けてくる相手が出てくることがある。

そんな時に、ゲーム理論でいうしっぺ返し戦略をとり、 本来の自分らしさとは別に、売られた喧嘩は買ってしまうことがある。

でも、その後には、とても嫌な気持ちになる。しっぺ返し戦略より、一貫して協力しあう姿勢の方が自分らしい生き方だなと、最近思っている。

ブレずに自分らしさを貫いて、信頼を勝ち得て、気持ちよく自信を持って仕事に取り組んでいきます。