行動ができない人には分解してあげる
人に教えたり、マネージメントしたりするのは、得意ではないし、好きではありません。
昔は、「なんでできないんだ」とか「できて当たり前」などの乱暴な言葉を、よく使ってしまいました。
とくに、成果の前にやるべき行動ができない人に対して、とってしまいがちだったワーストパターンをふりかえりつつ、今後の反省点をまとめてみました。
⑴ 脅し
言ってもやらない人に対して怒りが募り、「〜できないなら、〜になるぞ」とつい脅してしまいがちでした。ふりかえると、行動ができない人を脅しても、行動することはなく、ただ諦めてしまことの方が多かったです。
ただ、本来は行動できる人が、行動してなかった場合には、脅しがきくこともありますが、よほどの信頼関係がないと、恨まれてしまいます。 そもそも、脅してしまうのは、自分が怒りをコントロールできていないだけなので、恥ずかしい話です。
⑵ 説教
行動をすべき理由を、日常の中で淡々と伝えることは大事かもしれません。しかし、やるべきことができていない人に、その場で理由を説明しても効果がない気がします。理屈は理解しても行動する習慣がない人に、正論を言い過ぎると、劣等感が植えつけてしまう気がします。さらに、しつこく正論を言いすぎると、反発されてグレてしまうかもしれません。
⑶ 恫喝
脅さす、説教せずに、力強く「やれ」とシンプルに言うことは悪くないと思います。とはいえ、ガミガミと言うと、やろうと思ってたのにとか、言われるとやる気がなくなるとか、反発されてしまいます。
短いセンテンス、極端に言えば単語で、リマインドかけるぐらいの感じで言うのが効果的だと思っています。基本は、「やろうと思っているだろうけど、念のためにリマインドするね」ぐらいの軽い感じが良さそうです。
対応
問題は、言ってもやらない時に、つい怒りが爆発して、⑴や⑵に陥りってしまうことです。
行動を軽くリマインドしても動いてくれない時は、しつこくやりすぎずに、行動を分解して促すのがいいと思っています。
例えば、技術の勉強したいのに、ついベッドでテレビ見ながらダラダラしちゃう場合を考えてみます。
まずはテレビ消してみる。次に布団から起きてみる。机の前に座ってみる。パソコン起動する。開発環境起動する。ひとまず何もせずにビルドだけして実行してみる。
簡単にできる粒度まで行動を小さく分解して、一つだけやってみるを繰り返すと、いつのまにかにスイッチが入って、やる気がでできます。
これを逆に、布団の中でごろごろしながら、今日は2時間は勉強しないとみたいに追い込むと、反動でいっそうグダグダしてしまったりします。
行動レベルで拒否反応示された場合は、簡単できるレベルの粒度まで、小さな行動に分解する。小さな一つの行動を促す、できたら励ます、を繰り返して行くのが、ベストプラクティスだと考えています。
わかっていながら、つい脅したり、説教したりしがちになるので、このブログをまとめたことをきっかけに、より一層意識して、マネージメントしていきます。